若山 牧水

古い村

旧字旧仮名 約7,682字・読了目安15分

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自分の故郷は日向國の山奧である。恐しく山岳の重疊した峽間に、紐のやうな細い溪が深く流れて、溪に沿うてほんの僅かばかりの平地がある。その平地の其處此處に二軒三軒とあはれな人家が散在して、木がくれにかすかな煙をあげて居る。自分の生れた家もその中…

作品情報

初出「新潮」1909(明治42)年6月号
分類NDC 914
公開日2004-02-19
最終更新2014-09-18
底本 「若山牧水全集 第九卷」雄鶏社
入力林幸雄
校正今井忠夫

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