伊藤 左千夫

奈々子

旧字旧仮名 約8,958字・読了目安18分

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其日の朝であつた、自分は少し常より寢過して目を覺すと、子供達の寢床は皆殼になつてゐた。自分が嗽に立つて臺所へ出た時、奈々子は姉なるものゝ大人下駄を穿いて、外とへ出ようとする處であつた。凉爐の火に煙草を喫つてゐて、自分と等しく奈々子の後姿を見…

作品情報

初出「ホトヽギス 第十二卷第十二號」1909(明治42)年9月1日
分類NDC 913
公開日2002-04-01
最終更新2014-11-25
底本 「左千夫全集 第三卷」岩波書店
入力米田進
校正松永正敏

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