新美 南吉

耳

新字旧仮名 約7,328字・読了目安15分

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一 ある晩、久助君は風呂にはいつてゐた。晩といつても、田舎で風呂にはいるのは暗くなつてからである。風呂といつても、田舎の風呂は、五右衛門風呂といふ、ひとりしかはいれない桶のやうな風呂である。 久助君は、つまらなさうに、じやばじやばと音をさせ…

作品情報

初出「少国民文学」東宛書房、1943(昭和18)年5月
分類NDC K913
公開日2011-04-15
最終更新2014-09-16
底本 「日本児童文学大系 第二八巻」ほるぷ出版
入力菅野朋子
校正noriko saito

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