新美 南吉

島

新字旧仮名 約135字・読了目安1分

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島で、或あさ、 鯨がとれた。 どこの家でも、 鯨を食べた。 鬚は、呻りに、 売られていつた。 りらら、鯨油は、 ランプで燃えた。 鯨の話が、 どこでもされた。 島は、小さな、 まづしい村だ。 (註。鯨の鬚は、凧の呻りに用ゐられます。)

作品情報

初出「赤い鳥」赤い鳥社、1932(昭和7)年12月
分類NDC K911
公開日2011-01-24
最終更新2019-02-12
底本 「日本児童文学大系 第二八巻」ほるぷ出版
入力菅野朋子
校正noriko saito

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