牧野 信一

山峡の村にて

新字旧仮名 約4,159字・読了目安8分

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一 その村は、東京から三時間もかゝらぬ遠さであり、私が長い間住なれたところであつたが私は最早まる一年も帰らなかつた。恰度、一年前の今ごろ私はカバンを一つぶらさげて芝居見物に上京したまゝ――。 それ故、またカバンを一つぶらさげて戻つて来た私達…

作品情報

初出「河北新報」河北新報社、1931(昭和6)年6月24日、26日
分類NDC 913
公開日2010-02-03
最終更新2016-05-09
底本 「牧野信一全集第四巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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