長谷川 時雨

旧聞日本橋

09 木魚の配偶

新字新仮名 約8,305字・読了目安17分

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木魚の顔の老爺さんが、あの額の上に丁字髷をのせて、短い体に黒ちりめんの羽織を着て、大小をさしていた姿も滑稽であったろうが、そういうまた老妻さんも美事な出来栄の人物だった。顔は浜口首相より広く大きな面積をもち、身丈も偉大だった。 うどの大木と…

作品情報

分類NDC 914
公開日2003-07-17
最終更新2014-09-17
底本 「旧聞日本橋」岩波文庫、岩波書店
入力門田裕志
校正松永正敏

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