牧野 信一

変装綺譚

新字旧仮名 約12,503字・読了目安25分

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一 図書館を出て来たところであつた、たゞひとりの私は――。脚どりが、とてもふわ/\してゐるのを吾ながら、はつきりと感じてゐたが、頭の中に繰り拡げられて行く夢の境と今、其処に足が触れてゐる目の前の風景とが難なく調和してゐるので、面白気に平気で…

作品情報

初出「新潮 第二十七巻第十号」1930(昭和5)年10月1日
分類NDC 913
公開日2010-01-28
最終更新2016-05-09
底本 「牧野信一全集第四巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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