泉 鏡花

海城発電

新字旧仮名 約15,161字・読了目安30分

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一 「自分も実は白状をしやうと思つたです。」 と汚れ垢着きたる制服を絡へる一名の赤十字社の看護員は静に左右を顧みたり。 渠は清国の富豪柳氏の家なる、奥まりたる一室に夥多の人数に取囲まれつつ、椅子に懸りて卓に向へり。 渠を囲みたるは皆軍夫なり…

作品情報

初出「太陽」第二巻第一号、1896(明治29)年1月
分類NDC 913
公開日2003-09-09
最終更新2014-09-18
底本 「外科室・海城発電」岩波文庫、岩波書店
入力門田裕志
校正鈴木厚司

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