蒲原 有明

七月七日

旧字旧仮名 約3,453字・読了目安7分

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朝から蒸暑かつた。とろんとした乳白の雲が低く淀んでゐて、空氣がじとじとして、生汗をかいてゐるやうな日である。 少し頭をぼつとさせて、外出先から家に歸りつくと間もなく、有島壬生馬さんの令弟のY君が見えた。これから一緒に「滯歐記念展覽會」を見に…

作品情報

初出「早稻田文學」1910(明治43)年8月
分類NDC 914
公開日2016-03-15
最終更新2015-12-24
底本 「明治文學全集 99 明治文學囘顧録集(二)」筑摩書房
入力広橋はやみ
校正岡村和彦

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