泉 鏡花

浅茅生

旧字旧仮名 約33,371字・読了目安67分

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一 鐘の聲も響いて來ぬ、風のひつそりした夜ながら、時刻も丁ど丑滿と云ふのである。……此の月から、桂の葉がこぼれ/\、石を伐るやうな斧が入つて、もつと虧け、もつと虧けると、やがて二十六夜の月に成らう、……二十日ばかりの月を、暑さに一枚しめ殘し…

作品情報

初出「地球 第1巻第7号」1912(大正元)年10月
公開日2022-09-07
最終更新2022-08-27
底本 「鏡花全集 巻十四」岩波書店
入力門田裕志
校正室谷きわ

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