長谷川 時雨

水色情緒

旧字旧仮名 約2,381字・読了目安5分

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鏡花先生の御作を私が好きだつた理由は、魂を無何有の郷へ拔いていつて貰へることでした。私達が心に感じて行ふ事の出來ない萬事を、先生の作中の人物は、小氣味よくやつて退けてくれる――勿論、そこにはすべてを魅了しつくしてしまふ大きな力があるのは分り…

作品情報

初出「鏡花全集 第十三卷月報」岩波書店、1941(昭和16)年6月
分類NDC 914
公開日2006-12-11
最終更新2014-09-18
底本 「鏡花全集 月報」岩波書店
入力門田裕志
校正鈴木厚司

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