久生 十蘭

南極記

新字新仮名 約17,568字・読了目安35分

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一九二八年(昭和三)の十二月二十九日、三発のフォッカー機で、西経百五十度の線を南極の極点に向って飛んでいるとき、南緯八十度附近の大氷原の上で、見せかけの花むらのような世にも鮮かな焔色したものがバード大佐の視覚をかすめた。 南極大陸はあたかも…

作品情報

分類NDC 913
公開日2018-04-06
最終更新2018-03-26
底本 「久生十蘭全集 Ⅲ」三一書房
入力門田裕志
校正時雨

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