宮城 道雄

私の若い頃

新字新仮名 約2,905字・読了目安6分

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私は七八歳の頃、まだ眼が少し見えていたが、その頃何よりもつらく感じた事は、春が来て四月になると、親戚の子や、近所の子が小学校へ上ることで、私も行きたいが眼が癒らない。親達は気やすめに、学校用品を一揃い買ってくれたが、私はその鞄をかけて、学校…

作品情報

初出「古巣の梅」1949(昭和24)年10月5日
分類NDC 768 914
公開日2007-09-22
最終更新2014-09-21
底本 「心の調べ」河出書房新社
入力貝波明美
校正小林繁雄

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