ノンシャラン道中記
08 燕尾服の自殺 ――ブルゴオニュの葡萄祭り――
新字新仮名 約6,906字・読了目安14分
一、因果は廻る小屋馬車の車輪。さわやかな初秋の風が吹きまわるある午後のこと、雛壇のように作られた、ソオヌ谷の、目もはるかな見事な葡萄畑の下を、通常、「無宿衆」と呼ばれる渡り見世物師の古びた小屋馬車が、やせた二匹の馬にひかれてのろのろと埃りを…
作品情報
| 初出 | 「新青年」1934(昭和9)年8月号 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2009-12-26 |
| 最終更新 | 2020-09-06 |
| 底本 | 「久生十蘭全集 Ⅵ」三一書房 |
| 入力 | tatsuki |
| 校正 | 伊藤時也 |
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