徳田 秋声

花が咲く

新字旧仮名 約6,558字・読了目安13分

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磯村は朝おきると、荒れた庭をぶら/\歩いて、すぐ机の前へ来て坐つた。 庭には白木蓮が一杯に咲いてゐた。空からの白さで明るく透けてゐるやうに思へた。花の咲く時分になつてから、陽気が又後戻りして来て、咲きさうにしてゐた花を暫し躊躇させてゐたが、…

作品情報

初出「改造」1924(大正13)年4月
分類NDC 913
公開日2007-06-11
最終更新2014-09-21
底本 「現代文学大系 11 徳田秋声集」筑摩書房
入力高柳典子
校正土屋隆

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