長谷川 時雨

佃のわたし

旧字旧仮名 約2,171字・読了目安4分

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暗の夜更にひとりかへる渡し船、殘月のあしたに渡る夏の朝、雪の日、暴風雨の日、風趣はあつてもはなしはない。平日の並のはなしのひとつふたつが、手帳のはしに殘つてゐる。 一日のはげしい勞働につかれて、機械が吐くやうな、重つくるしい煙りが、石川島の…

作品情報

分類NDC 914
公開日2009-03-06
最終更新2014-09-21
底本 「桃」中央公論社
入力門田裕志
校正仙酔ゑびす

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