平林 初之輔

二人の盲人

新字新仮名 約6,485字・読了目安13分

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一 復興局の一技師の手が、大東京市の地図の上に、縦横に朱線をひいていく。個人の既得権も利害関係も、センチメンタルな詠嘆も、すべてを無視して、彼のペンは気まぐれに地図の上を、走っていく。 ○○山の切り通しの上の、四十坪ばかりの土地を、天にも地…

作品情報

初出「祖国 第三巻第一二号」1930(昭和5)年12月号
分類NDC 913
公開日2010-12-17
最終更新2014-09-21
底本 「平林初之輔探偵小説選Ⅱ〔論創ミステリ叢書2〕」論創社
入力川山隆
校正門田裕志

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