種田 山頭火

草と虫とそして

新字新仮名 約1,500字・読了目安3分

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いつからともなく、どこからともなく、秋が来た。ことしは秋も早足で来たらしい。 昼はつくつくぼうし、夜はがちゃがちゃがうるさいほど鳴き立てていたが、それらもいつか遠ざかって、このごろはこおろぎの世界である。こおろぎの歌に松虫が調子をあわせる。…

作品情報

初出「愚を守る 初版本」1941(昭和16)年8月
分類NDC 911 914
公開日2008-07-10
最終更新2014-09-21
底本 「山頭火随筆集」講談社文芸文庫、講談社
入力門田裕志
校正仙酔ゑびす

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