泉 鏡花

菊あわせ

新字新仮名 約22,276字・読了目安45分

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「蟹です、あのすくすくと刺のある。……あれは、東京では、まだ珍らしいのですが、魚市をあるいていて、鮒、鰡など、潟魚をぴちゃぴちゃ刎ねさせながら売っているのと、おし合って……その茨蟹が薄暮方の焚火のように目についたものですから、つれの婦ども、…

作品情報

初出「文藝春秋」1932(昭和7)年1月号
分類NDC 913
公開日2015-11-10
最終更新2015-10-17
底本 「文豪怪談傑作選 泉鏡花集 黒壁」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正坂本真一

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