泉 鏡花

光籃

新字旧仮名 約7,798字・読了目安16分

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田舎の娘であらう。縞柄も分らない筒袖の古浴衣に、煮染めたやうな手拭を頬被りして、水の中に立つたのは。……それを其のまゝに見えるけれど、如何に奇を好めばと云つても、女の形に案山子を拵へるものはない。 盂蘭盆すぎの良い月であつた。風はないが、白…

作品情報

初出「苦楽」1924(大正13)年5月
分類NDC 913
公開日2009-05-27
最終更新2014-09-21
底本 「日本幻想文学集成1 泉鏡花」国書刊行会
入力門田裕志
校正川山隆

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