泉 鏡花

蠅を憎む記

新字旧仮名 約4,751字・読了目安10分

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上 いたづら為たるものは金坊である。初めは稗蒔の稗の、月代のやうに素直に細く伸びた葉尖を、フツ/\と吹いたり、﨟たけた顔を斜めにして、金魚鉢の金魚の目を、左から、又右の方から視めたり。 やがて出窓の管簾を半ば捲いた下で、腹ンばひに成つたが、…

作品情報

初出「文芸界」1901(明治34)年6月
分類NDC 913
公開日2009-06-04
最終更新2014-09-21
底本 「日本幻想文学集成1 泉鏡花」国書刊行会
入力門田裕志
校正川山隆

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