卵塔場の天女
新字新仮名 約56,175字・読了目安112分
一 時雨に真青なのは蒼鬣魚の鰭である。形は小さいが、三十枚ばかりずつ幾山にも並べた、あの暗灰色の菱形の魚を、三角形に積んで、下積になったのは、軒下の石に藍を流して、上の方は、浜の砂をざらざらとそのままだから、海の底のピラミッドを影で覗く鮮さ…
作品情報
| 分類 | NDC 913 |
|---|---|
| 公開日 | 2011-06-29 |
| 最終更新 | 2014-09-16 |
| 底本 | 「泉鏡花集成8」ちくま文庫、筑摩書房 |
| 入力 | 門田裕志 |
| 校正 | 仙酔ゑびす |
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