田山 花袋 、田山 録弥

田舎からの手紙

新字旧仮名 約17,671字・読了目安35分

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一 なつかしきK先生、 ゴオと吹きおろす凩の音に、又もや何等の幸福も訪れずに、夕暮がさびしくやつてまゐりました。遠くには、高社山の白皚々とした頭を雲の上にあらはし、はかなく栄える夕日を浴びて、永遠に黙つて悲惨な色を出して輝いてをります。飛び…

作品情報

初出「新小説 第二十三年第二号」1918(大正7)年2月1日
分類NDC 913
公開日2019-08-09
最終更新2019-07-30
底本 「定本 花袋全集 第二十二巻」臨川書店
入力tatsuki
校正津村田悟

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