薄田 泣菫

硯と殿様

新字旧仮名 約735字・読了目安1分

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犬養木堂の硯の話は、あの人の外交談や政治談よりはずつと有益だ。その硯については面白い話がある。徳川の末期に鶴笑道人といふ印刻家があつた。硯の善いのを沢山持ち合せてゐたが、その一つに蓋に大雅堂の筆で「天然研」と書いたのがあつた。阿波の殿様がそ…

作品情報

分類NDC 914
公開日2005-05-20
最終更新2014-09-18
底本 「日本の名随筆 別巻9 骨董」作品社
入力門田裕志
校正高柳典子

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