中里 介山

山道

新字新仮名 約7,659字・読了目安15分

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大正十何年の五月、甲斐の国の塩山の駅から大菩薩峠に向って馬を進めて行く一人の旅人がありました。 中折の帽子をかぶって、脊広の洋服に糸楯、草鞋脚半といういでたちで頬かむりした馬子に馬の口を取らせて、塩山からほぼ、三里の大菩薩峠を目ざして行く時…

作品情報

初出「改造」1926(大正15)年7月
分類NDC 913 915
公開日2009-08-02
最終更新2014-09-21
底本 「山の旅 大正・昭和篇」岩波文庫、岩波書店
入力川山隆
校正門田裕志

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