和辻 哲郎

城

新字新仮名 約4,315字・読了目安9分

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大地震以後東京に高層建築の殖えて行った速度は、かなり早かったと言ってよい。毎日その進行を傍で見ていた人たちはそれほどにも感じなかったであろうが、地方からまれに上京する者にはそれが顕著に感ぜられた。六、七年前銀座裏で食事をして外へ出たとき、痛…

作品情報

初出「思想」1935(昭和10)年7月号
分類NDC 121
公開日2011-01-12
最終更新2014-09-21
底本 「和辻哲郎随筆集」岩波文庫、岩波書店
入力門田裕志
校正米田

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