島崎 藤村

灯火

新字旧仮名 約7,823字・読了目安16分

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飯島夫人――栄子は一切の事を放擲する思をした後で、子供を東京の家の方に残し、年をとつた女中のお鶴一人連れて、漸く目的とする療養地に着いた。箱根へ、熱海へと言つて夫や子供と一緒によく出掛けて行つた時には、唯無心に見て通り過ぎた相模の海岸にある…

作品情報

初出「太陽」1912(明治45)年6月
分類NDC 913
公開日2019-08-22
最終更新2019-07-30
底本 「筑摩全集類聚 島崎藤村全集第五巻」筑摩書房
入力林幸雄
校正岩尾葵

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