五月より
旧字旧仮名 約4,631字・読了目安9分
五月 卯の花くだし新に霽れて、池の面の小濁り、尚ほ遲櫻の影を宿し、椿の紅を流す。日闌けて眠き合歡の花の、其の面影も澄み行けば、庭の石燈籠に苔やゝ青うして、野茨に白き宵の月、カタ/\と音信るゝ鼻唄の蛙もをかし。鄙はさて都はもとより、衣輕く戀は…
作品情報
| 分類 | NDC 914 |
|---|---|
| 公開日 | 2011-09-14 |
| 最終更新 | 2014-09-16 |
| 底本 | 「鏡花全集 巻二十七」岩波書店 |
| 入力 | 門田裕志 |
| 校正 | 川山隆 |
泉 鏡花の他の作品
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。