婦人十一題
旧字旧仮名 約8,589字・読了目安17分
一月 うまし、かるた會に急ぐ若き胸は、駒下駄も撒水に辷る。戀の歌を想ふにつけ、夕暮の線路さへ丸木橋の心地やすらむ。松を鳴らす電車の風に、春着の袖を引合す急き心も風情なり。やがてぞ、内賑に門のひそめく輪飾の大玄關より、絹足袋を輕く高廊下を行く…
作品情報
| 分類 | NDC 913 |
|---|---|
| 公開日 | 2011-10-01 |
| 最終更新 | 2014-09-16 |
| 底本 | 「鏡花全集 巻二十七」岩波書店 |
| 入力 | 門田裕志 |
| 校正 | 川山隆 |
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