吉川 英治

私本太平記

01 あしかが帖

新字新仮名 約131,267字・読了目安263分

この作品を読む Amazonで探す

下天地蔵 まだ除夜の鐘には、すこし間がある。 とまれ、ことしも大晦日まで無事に暮れた。だが、あしたからの来る年は。 洛中の耳も、大極殿のたたずまいも、やがての鐘を、偉大な予言者の声にでも触れるように、霜白々と、待ち冴えている。 洛内四十八ヵ…

作品情報

分類NDC 913
公開日2013-01-01
最終更新2014-09-16
底本 「私本太平記(一)」吉川英治歴史時代文庫、講談社
入力門田裕志
校正トレンドイースト

吉川 英治の他の作品

吉川 英治の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。