牧野 信一

思ひ出した事(松竹座)

新字旧仮名 約3,367字・読了目安7分

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芝居を見るのは、何年振りのことだ。然も自ら切符を買ふこともせず、加けに文章を書く目的で芝居へ来るなんて、まつたく始めての経験だ。 だから私は、眼を皿のやうにして、凝つと「芝居」を見たことだつた。行儀の悪い私はあんなにジツとして芝居を見た覚え…

作品情報

初出「新演藝 第九巻第七号(七月号)」玄文社、1924(大正13)年7月1日
分類NDC 775
公開日2011-07-21
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第二巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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