牧野 信一

大音寺君!

新字旧仮名 約1,314字・読了目安3分

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いつも僕は野球の期節になると何よりも先に屹度大音寺君のことを思ひ出す。早稲田の岸、谷口、加藤等の頃だつたから今から十余年も前のことだ。僕は余り教室へ出ることを好まない文科の学生で、いつも独り法師で、大してフアンといふ程の者でもなかつたのだが…

作品情報

初出「モダン日本 通巻二十一号(六月野球号)」文藝春秋社、1932(昭和7)年6月1日
分類NDC 914
公開日2011-09-16
最終更新2016-05-09
底本 「牧野信一全集第四巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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