牧野 信一

私が占ひに観て貰つた時

消えぬホクロ

新字旧仮名 約189字・読了目安1分

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自分からすゝんで占ひを観て貰つたことはないが、十七八歳の頃祖母が突然小生の面上のほくろを気にしはぢめて、占ひ者に謀り、何れと何れとを抹殺すべきかと二三を指摘し、さて占者は小生を静座せしめて、はたとその面を睨めて物凄い声で気合ひをかけた。そし…

作品情報

初出「文藝通信 第一巻第三号」文藝春秋社、1933(昭和8)年12月1日
分類NDC 914
公開日2011-10-18
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第五巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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