室生 犀星

あじゃり

新字新仮名 約11,414字・読了目安23分

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下野富田の村の菊世という女は、快庵禅師にその時の容子を話して聞かした。 「わたくしが峯のお寺へ詣るのは、ひと年に二度ばかりでございます。春早く雪が消えるころと、秋の終りころとでございます。これはわたくしの家の掟でございまして、その折には四季…

作品情報

初出「週刊朝日 夏季特別号」1926(大正15)年
分類NDC 913
公開日2013-12-16
最終更新2014-09-16
底本 「文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正岡村和彦

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