室生 犀星

蛾

新字新仮名 約9,214字・読了目安18分

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一 お川師堀武三郎の留守宅では、ちょうど四十九日の法事の読経も終って、湯葉や精進刺身のさかなで、もう坊さんが帰ってから小一時間も経ってからのことであった。表の潜り戸が軋むので、女房が立って出て見ると、そこへ、いま法事をあげたばかりの武三郎が…

作品情報

分類NDC 913
公開日2013-12-23
最終更新2014-09-16
底本 「文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正江村秀之

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