大倉 燁子

黒猫十三

新字新仮名 約14,707字・読了目安29分

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1 本庄恒夫と辰馬久は篠突く雨の中を夢中で逃げた。体を二つにへし折り、風に追われながら、夜の市街をひた走りに走った。その時、一緒に馳けていた辰馬久が、ふいと身を転して横町へ折れた。続いて曲ろうとした途端、本庄は行手の暗がりから、ぬッと出て来…

作品情報

初出「キング 一二巻一号」1936(昭和11)年1月号
分類NDC 913
公開日2012-12-28
最終更新2014-09-16
底本 「大倉燁子探偵小説選」論創社
入力kompass
校正門田裕志

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