吉川 英治

紋付を着るの記

新字新仮名 約2,475字・読了目安5分

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たまにシマのズボンをはくこともないではないが、冠婚葬祭、私はたいがいなばあい平服でとおしている。けれどこんどの授賞式では恒例モーニング、あるいは紋付という成規になっている。文部省から十一月三日当日の内達に接しると妻はさっそくこれに気をもみ出…

作品情報

初出「東京新聞」1960(昭和35)年11月
分類NDC 914
公開日2013-07-01
最終更新2014-09-16
底本 「吉川英治全集・47 草思堂随筆」講談社
入力川山隆
校正門田裕志

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