徳田 秋声

籠の小鳥

新字旧仮名 約9,332字・読了目安19分

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一 羊三は山を見るのが目的で、その山全体を預かつてゐる兄の淳二と一緒にこゝへ来たのだつたけれど、毎日の日課があつたり何かして、つひ鼻の先きの山の蔭から濛々と立昇つてゐる煙を日毎に見てゐながら、つい其の傍まで行つて見るのが臆劫であつた。 「山…

作品情報

初出「新潮 第三十八巻第六号」新潮社、1923(大正12)年6月1日
分類NDC 913
公開日2019-02-01
最終更新2019-01-29
底本 「徳田秋聲全集 第14巻」八木書店
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正えにしだ

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