閾
新字旧仮名 約6,931字・読了目安14分
その日も土井は町へ牡蠣雑炊を食べに行つた。京都へ来てから、思ひのほか日がたつてゐたので、彼はもうそろ/\帰り支度をしてゐた。六兵衛だとか、ゑり正だとか、そんな老舗へも立寄つて、少しばかりの土産物を買ひ調へてゐた。甥が西陣の織物屋を知つてゐる…
作品情報
| 初出 | 「文芸日本 第一巻第三号」文芸日本社、1925(大正14)年6月1日 |
|---|---|
| 公開日 | 2022-12-23 |
| 最終更新 | 2022-11-26 |
| 底本 | 「徳田秋聲全集 第15巻」八木書店 |
| 入力 | 特定非営利活動法人はるかぜ |
| 校正 | きりんの手紙 |
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