室生 犀星

汽車で逢つた女

旧字旧仮名 約8,126字・読了目安16分

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二丁目六十九番地といふのは、二軒の家を三軒にわけたやうな、入口にすぐ階段があつて、二階が上り口の四疊半から見上げられる位置にあつた。打木田が突立つて、戸越まさ子といふんですがと女の名前をいふと、二階の障子がものしづかに開いて、女の顏が顎から…

作品情報

初出「婦人公論 第39巻第10号」中央公論社、1954(昭和29)年10月1日
分類NDC 913
公開日2019-03-26
最終更新2019-02-22
底本 「黒髮の書」新潮社
入力磯貝まこと
校正待田海

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