京に着ける夕
旧字旧仮名 約4,266字・読了目安9分
汽車は流星の疾きに、二百里の春を貫いて、行くわれを七條のプラツトフオームの上に振り落す。余が踵の堅き叩きに薄寒く響いたとき、黒きものは、黒き咽喉から火の粉をぱつと吐いて、暗い國へ轟と去つた。 唯さへ京は淋しい所である。原に眞葛、川に加茂、山…
作品情報
| 初出 | 「大阪朝日新聞」1907(明治40)年4月9日~11日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 915 |
| 公開日 | 2019-02-09 |
| 最終更新 | 2019-01-29 |
| 底本 | 「現代紀行文學全集 第四卷 西日本篇」修道社 |
| 入力 | 岡村和彦 |
| 校正 | きりんの手紙 |
夏目 漱石の他の作品
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。