樋口 一葉

ゆく雲

新字旧仮名 約11,027字・読了目安22分

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上 酒折の宮、山梨の岡、塩山、裂石、さし手の名も都人の耳に聞きなれぬは、小仏ささ子の難処を越して猿橋のながれに眩めき、鶴瀬、駒飼見るほどの里もなきに、勝沼の町とても東京にての場末ぞかし、甲府はさすがに大厦高楼、躑躅が崎の城跡など見る処のあり…

作品情報

初出「太陽」1895(明治28)年5月号
分類NDC 913
公開日2014-11-26
最終更新2014-10-13
底本 「にごりえ・たけくらべ」新潮文庫、新潮社
入力酔いどれ狸
校正岡村和彦

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