野村 胡堂

銭形平次捕物控

060 蝉丸の香炉

新字新仮名 約15,565字・読了目安31分

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一 「親分、松が取れたばかりのところへ、こんな話を持込んじゃ気の毒だが、玉屋にとっては、この上もない大難、――聴いてやっちゃ下さるまいか」 町人ながら諸大名の御用達を勤め、苗字帯刀まで許されている玉屋金兵衛は、五十がらみの分別顔を心持翳らせ…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1937(昭和12)年2月号
分類NDC 913
公開日2018-11-05
最終更新2019-11-08
底本 「銭形平次捕物控(一)平次屠蘇機嫌」嶋中文庫、嶋中書店
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正結城宏

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