野村 胡堂

銭形平次捕物控

128 月の隈

新字新仮名 約11,237字・読了目安22分

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一 師走に入ると、寒くてよく晴れた天気がつづきました。ろくでもない江戸名物の火事と、物盗り騒ぎがしだいに繁くなって、一日一日心せわしく押し詰った暮の二十一日の真夜中。 「おや?」 神田鍋町の呉服屋、翁屋の支配人孫六は、何か物に脅かされるよう…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1941(昭和16)年12月号
分類NDC 913
公開日2016-09-29
最終更新2019-11-23
底本 「銭形平次捕物控(十三)青い帯」嶋中文庫、嶋中書店
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正noriko saito

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