山之口 貘

楽になったという話

新字新仮名 約2,202字・読了目安4分

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とにかく、靴も高くなった。にも拘わらず、僕は一足の新らしい靴を買ってしまったのである。僕の状態を知っている側の人に言われるまでもなく、身分には不想応な感じもするのであるが、十三円五十銭を投げ出すようにして、この足の野郎を満足させてみたのは今…

作品情報

分類NDC 914
公開日2014-09-14
最終更新2014-09-16
底本 「日本の名随筆 別巻97 昭和Ⅰ」作品社
入力門田裕志
校正noriko saito

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