樋口 一葉

うつせみ

新字旧仮名 約9,784字・読了目安20分

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一 家の間数は三畳敷の玄関までを入れて五間、手狭なれども北南吹とほしの風入りよく、庭は広々として植込の木立も茂ければ、夏の住居にうつてつけと見えて、場処も小石川の植物園にちかく物静なれば、少しの不便を疵にして他には申旨のなき貸家ありけり、門…

作品情報

初出「讀賣新聞」1895(明治28)年8月27日号~31日号
分類NDC 913
公開日2016-10-19
最終更新2016-09-09
底本 「にごりえ・たけくらべ」新潮文庫、新潮社
入力岡村和彦
校正青米

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