樋口 一葉

わかれ道

新字旧仮名 約8,145字・読了目安16分

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上 お京さん居ますかと窓の戸の外に来て、ことことと羽目を敲く音のするに、誰れだえ、もう寐てしまつたから明日来ておくれと嘘を言へば、寐たつて宜いやね、起きて明けておくんなさい、傘屋の吉だよ、己れだよと少し高く言へば、嫌な子だねこんな遅くに何を…

作品情報

初出「国民之友 二百七十七号」1896(明治29)年1月4日
分類NDC 913
公開日2017-05-02
最終更新2017-03-11
底本 「にごりえ・たけくらべ」新潮文庫、新潮社
入力岡村和彦
校正Juki

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