菊千代抄
新字新仮名 約36,976字・読了目安74分
一 菊千代は巻野越後守貞良の第一子として生れた。母は松平和泉守乗佑の女である。貞良は雁の間詰の朝散太夫で、そのころ寺社奉行を勤め、なかなかはぶりがよかった。 巻野家の上屋敷は丸の内にあったが、菊千代はおもに日本橋浜町の中屋敷か、深川小名木沢…
作品情報
| 初出 | 「週刊朝日春季増刊」朝日新聞社、1950(昭和25)年4月 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2020-06-22 |
| 最終更新 | 2020-05-27 |
| 底本 | 「山本周五郎全集第二十二巻 契りきぬ・落ち梅記」新潮社 |
| 入力 | 特定非営利活動法人はるかぜ |
| 校正 | 北川松生 |
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