山本 周五郎

嫁取り二代記

新字新仮名 約12,329字・読了目安25分

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一 「伯父上お早うござる」 自慢の盆栽の手入れをしていた牧屋勘兵衛はそう声をかけられて振返った。 「良いお日和でございますな」 調子のいい愛想笑いをしながら、甥の直次郎がこっちへやってくる。勘兵衛は眼鏡越しにじろりと睨んで、 「――えへん」…

作品情報

初出「婦人倶楽部」大日本雄辯會講談社、1937(昭和12)年1月号
公開日2022-10-16
最終更新2022-09-26
底本 「山本周五郎全集第十八巻 須磨寺附近・城中の霜」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正noriko saito

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