山本 周五郎

葦

新字新仮名 約13,001字・読了目安26分

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一 その葦たちは一日じゅう巨きな椎の樹のうっとうしい陰で風に揺られていた。 将監台と呼ばれる丘の突端をめぐって、にわかに幅をひろげる川は、東へと迂曲しながら二十町あまりいって海へ注ぐ。川幅がひろがって大きく曲る左岸の、抉ったように岸へ侵蝕し…

作品情報

初出「週刊朝日」朝日新聞社、 1947(昭和22)年6月22日号
分類NDC 913
公開日2021-12-21
最終更新2021-11-27
底本 「山本周五郎全集第二十巻 晩秋・野分」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正栗田美恵子

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